プレゼン&メッセージ

伝えたいひと言

技術者に大切なこと③
自分の軸を持ってどんどん挑戦し、
ユーザーが喜ぶものを生み出す。

DCSプロジェクト 部長 後藤康之

【DCS(Digital Cabin solution)プロジェクト】
未来のドライブへ走り出す

会社全体からメンバーを集めてプロジェクト化し、将来のビジネスを生み出そうという、コーポレートプロジェクトがスタートしました。DCSプロジェクトは、その中の一つとして車載分野での新規事業を目指しています。
このプロジェクトが活動を開始する以前、私たちは車のコックピット(運転席)を中心とした車室内空間の安全性・快適性について考えてきました。現在、車にはいくつもの大きな変化が起きており、車にドライバーが存在しない未来もすぐそこまで来ています。そこにはもうコックピット(操縦席)はありません。ドライバーも運転から解放されて、車室内空間全体がキャビン(客室)となります。

現在、車室内のシステムはナビやオーディオ、空調などそれぞれ専門の企業が担当しています。しかし、車室内空間を1つのキャビンと捉えるなら、システム全てをトータルで考えて、未来の移動空間を生み出していくことが必要でしょう。その時に、どんな空間価値を提供できるのか。その答えの一つが私たちの取り組んでいる「Digital Cabin」です。もっと乗りたくなる、移動時間が楽しみになる、そんな感動空間をつくりたいと考えています。

【エンジニア】
失敗を糧に夢を育み続ける仕事

今は、出かけなくてもネットでショッピングができます。今後はちょっとしたことなら、バーチャルで体験できてしまう時代が来るでしょう。でもそんな時代になっても、実際にモビリティを利用して身体を移動しないとできない体験というものが、絶対にあるはずだと思うのです。モビリティを使って移動したくなるような、いろんな価値を私たちがつくって、もっと移動したくなる世界を実現したい。移動時間が感動できる時間になる、そういう未来になればいいなという思いでいます。

商品企画や先行開発の仕事に、ずっと携わってきました。けっこう失敗も多くしてるので、開発を成功させるコツは失敗かもしれません。失敗して、それを糧に次にチャレンジしてきました。その積み重ねで、今があるというそんな気がします。
新しいことに挑戦しやすい環境は、昔からありました。私自身もいろいろな新しいことをやらせてもらい、失敗も繰り返してますけど、そういうことができる会社であり、風土や環境があると思いますね。
今部長になって、若いメンバーが「やってみたい」と言ってきたら、「やってみろ」と背中を押しています。新しいものは、そうしたなかから出てくるでしょうから。

プロジェクトはひとまず、2030年が一つのポイントです。メンバーの力を合わせて、みなさんが笑顔になる新しい感動をここから生み出します。

コラム

アルプスアルパインの欧州拠点があるウンターシュライスハイム。ミュンヘン郊外に位置し、ウンターシュライスハイム城があることでも知られています。

本人コメント

相手の背景を知って、リスペクトする
多様性を尊重した信頼でチームワークは動きます

アルパインブランドの商品開発を担当していた頃、ドイツに駐在した経験があります。欧州を統括する拠点はドイツにあり、欧州各国の担当者と打ち合わせました。海外で仕事をする際に心がけていたのは、その国の文化を大切にすること。そして私たちは日本人ですので、日本文化のアイデンティティを誇りにしながら、お互いリスペクトするということが重要です。
お互いにリスペクトが大事なのは、日本でも同じです。今のプロジェクトメンバーはバックグラウンドも違うし、得意分野も違う。互いにリスペクトし合い、それぞれの強みが生きるようにリーダーとして意識しています。

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