プレゼン&メッセージ

伝えたいひと言

技術者に大切なこと④
チャンスが自分を変え、
変わった自分が次のチャンスをつくる。

データソリューションカンパニー 企画部 部長 高井大輔

【データソリューションカンパニー 企画部】
ものづくり企業がコトづくりビジネスへ挑む

データソリューションカンパニーは、活動を開始して間もない組織です。社会的課題を解決する、新しいソリューションの提案を目的としています。具体的には、アルプスアルパインのコア技術であるセンシング技術と通信技術を使って、データを収集。そのデータを使って、課題解決のための仕組みを提供していきます。これはアルプスアルパインとしては新しい試みで、「ものづくり」に加え、「コトづくり」へのチャレンジになります。

組織は、社内カンパニー制度を用いています。新しいことを始めるに際し、スピードアップした対応ができる環境を準備しました。カンパニー内には、製品の開発設計経験がある人やソフトウェア開発の人、クラウドやデザインの専門家など多彩な人財が集合。いろいろな視点で、アイデアを出し合っています。
社会環境は、大きく変化しています。社会が抱える課題も多面的で、それを解決するには従来からのやり方ではなく、新しい提案が必要です。社会や人々がより満足できる仕組みづくりへ、取り組んでいきたいと考えています。

【チャレンジ】
やってみないことには失敗もできない

新たなカンパニーなので、この組織の風土をつくらないといけません。新しいことをやり始めた組織ですから、新しいことをどんどんやれる文化にしたいと考えています。一緒にやってるメンバーは、いろいろなバックグラウンドを持っています。多様な面々が集まってるので、その多様性を活かして新しいことを始められないかと考えてます。

あと、私が思うのは、失敗を認められるようなカルチャーにしていきたい。新しいことをやるのは案外簡単で、失敗した場合にもう一度トライするほうが、初回よりももっとパワーが必要なのです。それをやり続けて、絶対に成功させるぞというような、やり抜く力は組織としてつくっていきたいと思います。

企画部では、失敗前提で企画を動かしていく仕組みをつくっているところです。それは、早く失敗できる仕組みです。一般にはMVP(Minimum Viable Product)(※)というやり方で、最小限の機能で小さくつくって試してみて、自分の考えていることが正しいかどうか、早く確認できます。こうしたプロセスがあれば、時間をかけすぎないで、ちゃんと失敗できる。そうすると、最終的なカタチへたどり着きやすくなると思います。
新しいビジネスへ、新しい組織で漕ぎ出しました。ここへ集ったみんなの熱意をエネルギーに、チャレンジを続けていきます。

※※MVP(Minimum Viable Product)
必要最小限の価値をユーザーに提供できるプロダクトのこと。MVPを作成し、ユーザーのニーズを検証しながら少しずつ製品・サービスの開発を進めるやり方をMVP開発といいます。

コラム

駐在した米国サンノゼは、シリコンバレーの中核都市。写真は人気の観光スポットの一つであるウィンチェスター ミステリーハウス。

本人コメント

時間をかけて成果を出せた米国勤務
「人に賭ける」会社の方針に育ててもらいました

私は電気が専攻で、入社当時は開発設計職でした。2002年に技術リサーチャーとして渡米。7年間、ベンチャー企業やスタートアップ企業、大学などの研究機関を調査したり、論文や特許をリサーチしたりしながら情報を収集しました。この7年間は、その後の私のキャリアを決定づけたもので、多くの人たちとのつながりも得ることができました。
この米国勤務は抜擢されたもので、自分が希望したものではありませんでした。でも、この経験があったからこそ、その後自分から手を挙げて、さまざまなことにチャレンジできたのだと思います。人財育成を長い目で見て時間をかけてくれた、アルプスアルパインの社風のおかげでしょうね。

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