職種&先輩社員紹介

生産技術

ものづくりのプロセスを変えたい!
お客様も設計者も現場も、みんなが喜ぶ仕組みを考えます。

職種:生産技術
専攻:ソフトウェア・情報系
入社年:2012年 新卒入社

Profile

学生時代から、大の車好き。かつては、山道を攻めていたこともあった。現在も「走る」「タイムを競う」「カッコよさ」の目的別に、3台の自動車を所有。メンテナンスなど面倒をみるのが休日の楽しみ。

日本の製造業が直面しているものづくりの課題に
デジタル技術を用いてチャレンジしていく

現在、アルプスアルパインが全社共通で進めているDX( Digital Transformation)推進プロジェクトは10以上のワーキンググループがあって、その一つが私の所属するDM(Digital Manufacturing)推進グループです。製品設計時のデータなどの数値情報を、シームレスに製造部門へ取り込んで、ものづくりをしていく。そういう仕組みをデジタルマニュファクチャリングといいます。その仕組みづくりを、システムとプロセスの両面から確立していく仕事をしています。
プロジェクトが目指すのは、「2025年の崖」(※)の克服。日本の製造業は、システムの老朽化や人手不足など、多くの問題に直面しています。当社でも、単純計算では、今後数年のうちに生産現場の30%にあたる人員が定年退職で減ることになります。今を100とすると、残った70の人が1.5倍働かないと100にはなりません。だから古いやり方を見直して、新しい技術やシステムを使って、製造プロセスの課題や困りごとを解決し、未来のものづくりの仕組みをつくらなければならないのです。


※2025年の崖
2018年に経済産業省が発表したもの。DXによって企業経営の改革を進めていかないと、2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性があるとしています。

一つのこだわりが、自分をサポートしてくれる道しるべとなる
こだわりを胸に、どうすれば達成できるか考えていこう

新入社員の配属前に、部門紹介をする機会があります。その時に私が新入社員にお話しするのは、必ず物事にこだわりを持ってほしいということ。こだわりはプライベートなことでもいいし、仕事のことでもいいんです。そうした一つ芯になるものがあれば、プライベートでも仕事でも、モチベーションの面でも何か困った時の道しるべとなります。こだわりを持つと、そこのこだわりから外れていることに疑問を持ち、比較ができる。知識を増やし、自分で考えるきっかけになります。
私の仕事でのこだわりは「ものづくりの仕組みを変えたい」ということ。アルプスアルパインが設立して70年以上経ちますが、ものづくりプロセスは大きく変わっていません。これを変えたいと思っています。ものづくりのステップを少なくできれば、製品企画から量産まで大幅にスピードアップし、作業も効率化できて、お客様も設計者も現場もみんなに良いことずくめ。すぐには難しいですが、達成したいと思っています。

コラム

現場の課題を聞くには、関係者とのコミュニケーションが大切。人とのつながりを大切に心がけています。

本人コメント

ものづくりプロセスを動かすのは人の想いだから
人とのつながりを大切に前へ進めます

入社以来、ずっと生産技術分野です。始めは、車載製品の工程設計の仕事。その後、生産プロセスやルールをつくる業務を担当しました。ものづくりプロセスの現場は、いろいろな課題や困りごとがありますが、プロセスやシステムを少し変えることで、解決のお手伝いができることもある。そんな時、「よくなったよ、ありがとう」と言葉をかけてもらうと、本当にうれしいですね。

国内拠点で実施される「夏まつり」は、地域の皆さんと楽しむ一大イベントです。2023年、角田工場の夏まつりは8000人規模で開催。フィナーレは800発の花火で夜空を彩りました。

涌谷工場の夏まつりでは「祭・WAKUYOSA舞桜」の皆さんによる演舞や地元の高校音楽部の演奏などが披露され、2000人の来場者を盛り上げていただきました。

ONもOFFもライフシーンを充実させたいから
アルプスアルパインは「三つのHard」を応援

アルプスアルパインの社員なら、誰でも知っているのが「三つのHard」です。これは「Work Hard(誠実)」「Study Hard(挑戦)」「Play Hard(連帯)」のことで、誠実に、真摯に仕事と向き合い、新たな挑戦を続けるためにさまざまなことを学ぶ。そして事を成し遂げたらみんなで喜びを分かち合おうというもの。ONの時間はもちろん、OFFの時間も熱心に取り組むことで、次のモチベーションにつながります。アルプスアルパインはその熱意を応援します。

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