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車の中をつなぎ、車と外をつなぐため、電波をコントロール
「高周波をいかに思い通りにできるか」が回路設計のポイント

車載向け製品で、通信モジュールの開発設計を担当しています。
今、自動車業界では「CASE(Connected、Autonomous,、Shared & service、Electric)」がキーワードになっています。 その一つである「Connected＝つながる」を担うのが無線通信技術で、私たちが携わっている製品が大きな役割を果たしています。私が担当しているのは、Bluetooth®やWi-Fi®の通信機能を搭載したもので、みなさんもなじみ深いのではないでしょうか。
Wi-Fi®には年々新しい規格が登場するので、使用する周波数が広がって性能を出すために苦心します。高周波は難しくて、回路の長さや厚みのちょっとした違いで、性能が大きく変わってしまいます。それだけに、思い通りの性能が出てくれると達成感があります。シミュレーションの結果が、事前の予測通りだった時は「やった！」と思いますね。

「失敗よりも挑戦を大事にしている会社」と聞いたことが興味の始まり
働き方も自由度が高く、いろいろな制度があるのも入社の決め手

私が入社したのは、学生時代の後輩が一足先にアルプスアルパインへ就職していて、彼から評判を聞いたことがきっかけです。話を聞いていて、「自由なところだな」と。それと記憶に残ったのは、「挑戦を大事にしている。失敗よりも挑戦を重視している」ということです。フレックスタイム制度や、自由な働き方に関する制度がいろいろあることにも惹かれました。宮城県での勤務は、あまり気になりませんでしたね。
実際に働いてみて、教育にはとても熱心な会社だと思います。例えば毎年、教育講座の一覧が送られてきて、誰でも自由に参加できます。職場には各分野に精通した専門家がたくさんいますし、分からないことは質問しやすい雰囲気があります。
キャリア開発のサポートもあるので、それも活用して、今後は無線通信技術以外の分野へも関わっていきたいと考えています。