音響開発のユニークなメンバーとともに
車室内を新しい音楽体験空間にしたい
サウンド設計部の音響開発として、カーオーディオのスピーカーやアンプといった、音を出す製品の開発を行っています。具体的には「アルパイン」ブランドの市販製品や、自動車メーカー様向けのOEM製品を手がけています。
この部署は、「音に関することならサウンド設計に聞け」と言われる、社内でもユニークな存在。その中でも音響開発はアンプの担当者、スピーカーの担当者の他、チューニングやデモカー製作の担当者も在籍し、大変ユニークな面々が揃っているチームです。若手もいれば、シニアのエキスパートもおり、それぞれの経験やスキル、伝承してきた技術などを組み合わせると、今までにないことができるんじゃないかと期待しています。
最近のお客様からの要求では、スマートフォンでできることは「車でも」できるように…との傾向があります。でも、「車だからこそ」できる音楽体験があるのではないかと考えています。車室内は温度や湿度、振動など、音響製品にとっては過酷な環境ですが、それらの課題を技術力でクリアしながら、新しい音楽体験をつくりたいと考えています。
海外駐在は成長への貴重な時間に
若い人たちこそ、いろいろな経験をしてほしい
2020年から3年間、ドイツに駐在していました。私たちのお客様は自動車メーカーですが、日本のお客様と海外のお客様ではものづくりの姿勢に違いがある。だから、「音づくり」のプロセスも大きく異なっています。ちょうどコロナ禍で不自由なこともありましたが、駐在最後の1年はお客様のオフィスへ出向いて、直接フィードバックをいただくこともできました。お客様の生の声を聞くことができ、私たちの「音づくり」への取り組みを知っていただけたことは、駐在の大きな成果です。
仕事だけでなく、文化的な多様性を知る機会もあり、駐在期間はとても意義のある時間でした。若手にも、チャンスがあればぜひ行ってほしいと思います。私自身、まだ何も分からないころから、海外出張を始めいろいろなことを任せてもらいました。「若い頃から、いろんなことを任せてくれる会社だよ」と、その当時にも言われており、自分もそう感じていますし、それは今でも変わりません。「何でもやってみたい」という方はぜひ、アルプスアルパインへ!
業界初とされるサウンド技術と、業界最高スペックを搭載した「AlpineF#1Status」。
2021年、アルパインブランドから世界最高峰のカーオーディオ「AlpineF#1Status(アルパイン エフナンバーワン ステータス)」が発表されました。車室内音響空間づくりのプロとして、これまで培ってきた技術力・ノウハウ・知見を結集。約3年の開発期間をかけて、カーオーディオ業界で初めて384kHz/32bitハイレゾ音源の再生という、世界最高スペックを実現しました。車を移動空間から、音楽の楽しみや日々の感動を生む空間へと変えていきます。
アルパインブランドストーリー/未踏の頂上に、挑み続けてこそ。ALPINE F#1Statusの挑戦
アルパイン/ニュースリリース/2021年6月22日
アルプスアルパイン社内ミュージアムに展示されている「45マグナムで撃ち抜かれたカーオーディオ」。
カーオーディオを手がけるアルプスアルパインには、音づくりのプロ集団がいます。「サウンドマイスター」と呼ばれるこの集団は、技術と経験を蓄積して「アルパイン・サウンドのリファレンス(基準)」を修得。製品の開発段階から関わり、アルパインの音をつくっていきます。
車室内での感動の音楽体験を目指して、常に最高の音づくり、最高品質のものづくりを追究しているアルプスアルパイン。その原点は45マグナムで撃ち抜かれたカーオーディオにありました。詳しくは下記から。
アルパインブランドストーリー/弾痕は、やがて教えになった。カーオーディオを貫いた銃弾