ソフトウェア開発の仕事

DEVELOPMENT TEAM

プロジェクト 通信型ドライブレコーダー
ソフトウェア開発チーム

モノを動かし、ビジネスとつながり、快適さや未来とつながる。
ソフトウェア開発者のアイデアが、自在に伸張して次のステージへ。

近年は若い年齢層を中心として、クルマを所有しない世帯が増加しています。その反面、コロナ禍の影響で公共交通機関の利用を避けたいとのニーズは増えつつあり、レンタカーの利用が増加傾向にあります。
そうしたなかレンタカー企業は、課題を抱えていました。連絡なしで車両の返却が遅れるケースや、車両が返却されないケースが頻発していたのです。予定どおりにクルマが返却されない場合、未返却車両がどこにいるのか、いつ戻るのかといったリサーチが必要になり、返却車両の受け入れ準備が滞ってしまいます。
また、予約済みのお客様への対応・各種調整が必要となり、業務効率の低下につながっていました。

こうした課題を解決しようと開発されたのが、アルプスアルパインの通信型ドライブレコーダーです。
これは車両の位置情報を瞬時に把握でき、運行管理者はいつでも車両の走行位置を確認することができる製品です。
ドライバーには、返却時間に関するお知らせを通知。また、事故発生時にその情報を運行管理者へタイムリーに知らせ、的確なサポートへつなげるなど、安心・安全をサポートします。
レンタカー企業の業務効率化に貢献し、ドライバーの利便性向上にも寄与するこの製品は、どのように開発されたのか。今後の展望はどうなるのか。ソフトウェア開発チームに語ってもらいます。

DEVELOPMENT
MEMBER

ソフトウェア開発

竹原 充

竹原 充

プロジェクトマネジメント 担当
大学 電気通信学部
計算機科学科 卒

就活中の方へアドバイス

企業選びは、フィーリング。文化が自分と合う会社がいいのでは?数字で比較できることも大事ですが、自分にとって居心地のいい会社が一番だと思います。

洲崎佑介

洲崎佑介

クラウドシステム開発 担当
大学 工学部
電子情報学科 卒

就活中の方へアドバイス

就活で出会った人と話して、「あ!いいな」と思える感覚を大切にしてください。自分の感覚を信じて進めば、たのしい職場に出会えるのではないでしょうか。

有北知弘

有北知弘

PoC(Proof of Concept) 担当
大学院 情報理工学研究科
情報・通信工学専攻 了

就活中の方へアドバイス

ヘンに考え過ぎてはダメ。考えて導き出した結論は、あまり当てにならないと思います。見えている軸以外に、実は重要な軸があるから、共感できることを優先してください。

※担当表記・記事の内容は、取材当時の内容です。

レンタカー企業向け「スマートX」の開発がスタートし、
位置情報管理システムを搭載することに。

プロジェクトは2019年、まずタブレット向けナビアプリ製品「スマートX」の開発からスタートしました。アルプスアルパインは、OEM(Original Equipment Manufacturing:相手先ブランド名生産)カーナビ製品で、高い評価と多くの実績を獲得。また、自社ブランドであるアルパイン・ブランドでも、ナビ製品を開発・販売しており、技術的にも長年の蓄積があります。この知見と技術で、レンタカー企業へスマートデバイスとしての提供を目指しました。
今回の開発プロセスで顧客であるレンタカー企業とやり取りするなか、顧客の課題に注目。車両の位置を検出して、運行管理者へ知らせる位置情報管理システムの開発に着手し、ナビアプリに位置情報管理システムを搭載します。
車両返却の遅れや、車両が返却されないケースに悩まされていたレンタカー企業に、この位置情報管理システムは好評を得ます。そこで第2弾として提案されたのが、ドライブレコーダーに位置情報管理システムを搭載した通信型ドライブレコーダーです。

竹原

竹原

製品開発の技術的な課題は、車両位置の精度。専用カーナビなら車両からスピードやタイヤ回転などの情報を取得できますが、タブレットやドラレコではGPSから位置情報を検出することになります。
ビジネス的な課題は、当社が強みとだと思っていたナビよりも、実は位置情報管理のほうに価値があったということ。それが分かって開発の方向を転換し、いかに早く顧客ニーズに応えていけるかというスピード感がポイントでした。

私の担当は、クラウドシステムの開発です。スマートデバイスの開発では、クラウド側のサーバシステムを担っていました。通信型ドライブレコーダーでは、全体のアーキテクトを担当しながら、プロジェクトを推進する役割も行っています。アルプスアルパインは、サーバー開発などの技術的な要素をベースに、デバイス開発も含めて、全体のソリューションを提案できるところが強み。それが、早い開発を実現できた要因だと思います。

洲崎

洲崎

有北

有北

たいへんだったのは、とにかく早く仕上げること。あの機能を搭載したい、こんなことも試してみたい…「帰る時間ですよ」と知らせる機能や、位置情報を収集する頻度をどれくらいの間隔とするか…といった企画内容を、できるだけ時間内に盛り込むことに苦心しました。

スマートデバイス

多様なソフトウェア開発者が行き交うプロジェクトチーム。
思いはそれぞれでも、新しいものへチャレンジする気概は同じ。

ソフトウェアにはいろいろな種類がありますが、大きくは組み込み系・アプリ系・クラウド系(サーバー系)の3つ。かつては、アルプスアルパインは組み込み系ソフトの強い会社で、アプリやサーバー系技術者が少なかったこともありました。しかし現在は、3つの分野でバランスよく力を持ち、大勢のソフトウェア開発者が活動しています。
今回のプロジェクトメンバーは、3者それぞれのキャリアを積んできました。各々のキャリアステップと、現在地における思いを聞きます。

クラウド系サーバー構築をずっと手がけてきました。ハードと組み合わせた、クラウドサービスですね。ソフトウェア開発は、自分の考えたことを目の前で動かすことができるのがおもしろさです。
それに、この部署で手がけていることは、必ずしも前例があるとは限りません。「これやって。でも、やったことがある人はいないよ。自分で勉強してやってね」ということも多々あります。周りの力を借りたりしながら、自分から学んで進めていける人なら、おもしろいことも多いのでは?

竹原

竹原

洲崎

洲崎

若手のころは、自分の考えたプログラムでモノが動くことがおもしろかったです。今はクラウド環境もあり、ソフトウェア開発者の仕事の幅が広がって、選択肢も広がっていることがたのしいと感じます。
デバイスがクラウドと通信してサービスを展開するというフィールドでは、当社はまだ駆け出しかもしれません。でも、駆け出しだからこそ動きやすいし、新しい視点で見渡せることが強みになると思っています。まだまだ、できることがたくさんある!

クルマが好きで、入社しました。配属当時は。ディスプレイオーディオのソフトウェア開発を3年。その後、「やりたい!」と言ったことは、ほぼすべてやらせてもらっています。
1つの製品をつくって、それで終わりではありません。顧客の反応やユーザーの声で、製品はどんどん成長していきます。その展開に、ソフトウェアでどう関わっていくか。どんな次の手を打つか。それを考えて、勉強していくことがおもしろいと思います。

有北

有北

通信型ドライブレコーダー

ソフトウェアの可能性はさまざまなフィールドへ拡大し、
ソフトウェア開発者の「これから」も深く、静かに次へ前進中。

通信型ドライブレコーダーは、この後も機能や性能をバージョンアップした製品開発が予定されています。また、位置情報管理システムを展開し、新しい製品の開発も進んでいます。そしてその先には、今後の都市OSにも応用が期待されます。

日本政府が考えるスマートシティでは、住民や企業、観光客などの利用者に対し、防災やMaaS(Mobility as a Service:移動サービスを最適に組み合わせ、検索・予約・決済まで一括で行うサービス)といった都市に必要なサービスを提供します。こうしたサービス提供を実現するには、必要なデータやサービスの連携機能を提供する土台、つまりプラットフォームが必要です。このプラットフォームが都市OSの役割です。位置情報管理システムはクルマに限らず、移動体がどこにいるのかを把握するシステム。対象がどこにいるのかを検出し、必要なサービス・情報を提供するには、欠かせない仕組みです。
位置情報管理システムの展開やソフトウェア開発者たちの今後は、どのようなプランなのでしょう。

竹原

竹原

スマートシティの基礎となるIoT(Internet of Things:モノのインターネット)は、入力するところにはデバイスがあり、そこから情報を取得します。アルプスアルパインはデバイスをつくっていますから、ものづくりからクラウドまで一気通貫でシステム開発が可能です。メタバースでも、人の動きや表情をデバイスでセンシング。それをクラウドに反映することで、トータルな提案ができるのではないでしょうか。そうした部分を、深堀りしていきたいと考えています。

モビリティの分野は、今後も伸びていくと考えます。クルマについても自動運転だけでなく、ソフトウェアを使ってできることが、まだまだある。そうした分野にいることは、ソフトウェア開発者として大きな魅力です。自分がやりたい方向で、キャリアを積んでいくことができます。
個人的には、超リアルタイム処理についてエッジに興味があります。今はクラウドに特化していますが、エッジの領域やデバイスに近いところなど、広い視点で開発を考えていけるようになりたいですね。そして、顧客にとって新しい価値をシステムで実現していきたいと考えています。

洲崎

洲崎

有北

有北

私たちが目指しているのは、高付加価値商品。だから他社にはない、イレギュラーなテーマや先端的なことも手がけることができます。先々は、製品企画やビジネス企画に関わる仕事を手がけたいですね。でも、ソフトウェア開発の現場がたのしすぎて離れられません。アイデアが次々出てきます。
ソフトウェアは、いろいろなことができますからね。製品もつくれる、サービスもつくれる、未来も…つくれるかも。どうですか?一緒にやってみませんか? 仕上がりは60点でOKです。完走できる人なら歓迎します。