鈴木輝彦

顧客の品質要求を満たし、世界のマーケットへ向けて製品を送り出す仕事

品質保証部は1部・2部があって、1部は国内自動車メーカー向け純正品と、市販製品を担当。私が所属する2部は、海外自動車メーカー向けの純正品を担当しています。私の担当は、北米の自動車メーカー2社です。

品質保証の仕事は、大きく2つに区分できます。まず量産前の開発段階では、顧客から要求のあった品質基準をクリアし、製品と工程に関して顧客の承認を得ます。そのために、それぞれ顧客から求められる書類とサンプルを提出します。承認が得られれば、次はちゃんと打ち合わせたように作られているかどうか、顧客が工場へ監査に来られます。そこで問題がなければ、いよいよ量産です。量産後は、不具合が発生した場合に原因究明と対策を迅速に行います。いわば、製品開発・製造プロジェクトのマネジメント的な役割です。

品質保証の仕事のベースは、社内外の関係者と築くコミュニケーションの力

私たちがいつも苦心するのは、開発期間が短いことです。短いうえに、予定どおりに進まないことも珍しくありません。でも、承認はスケジュールどおりにもらわなくてはいけない。社内の設計者や工程管理者など関係者をうまく動かしながら、進めていくことが求められます。

でも、そこがこの仕事のおもしろいところでもあり、プロジェクトを自分でコントロールできて、いかに周囲をうまく動かしていくかが、品質保証担当者の腕の見せ所です。人を動かすコツは、日ごろからのコミュニケーションだと思います。私は、各担当者と仲よくすることを心がけています。よい関係を築くことができれば、要求もスムーズにいくことが多いですね。

これは、顧客との関係でも同じです。ふだんは顔を合わせることはありませんが、工場監査の時などにコミュニケーションを計って、どんな人でどんな考え方なのかを知るようにしています。

今後も新しい体験でコミュニケーション力を磨き、品質保証をサポート

2017年にタイの工場で、1年間長期出張を経験しました。タイの人たちと触れ合い、タイでの仕事のやり方を学び、日本とは違うタイの文化を知って、とても勉強になりました。機会があればまた海外で勤務して、いろいろな文化や考え方を知って、視野を広げたいと考えています。

最近はいろいろな業界で、品質に関するトラブルが話題になっています。顧客からの要求も徐々に厳しくなってきています。安全面に関する要求も出ており、私たちの仕事も重要度を増していると思います。これからは、クルマの役割も変わっていくのかもしれません。移動時間の使い方が変わっても、変わらない「アルパイン品質」をお届けするため、「明るくポジティブに」をモットーに、品質保証と向き合っていきます。

other_message